沖縄の世界遺産「中城城跡」

沖縄には、多くの人気観光スポットがあります。その中に、世界遺産に指定された「中城城跡」は大変貴重な遺産として、注目されました。琉球王国時代から現在に至るまで、ここまで綺麗に残されたグスクはそうないでしょう。その美しさを間近で見てみませんか?今回は、沖縄の貴重なグスクが残る「中城城跡」についてご紹介いたします。


世界遺産に登録された「中城城跡」

標高150mの丘に世界遺産となった中城城跡があります。城を守るため造られた城壁は、優美な曲線を描き多くの人を魅了する形が特長的。しかし、この造りにも敵を混乱させる考えられたものだと知ると、もっと違った目で見ることができるのではないでしょうか。絶壁と急勾配の位置に城壁と入り口を組み合わせ、攻撃されにくくするためと守りもしっかりできるようになっています。その巧妙な造りもあって、これほどまでに美しくきれいに残っているのかもしれません。この中城城跡が現在に残された年数はどれほどになるのでしょう。およそ450年前から、この地を守っているとされてます。その年数を考えると、これほどまでに美しく原型をとどめていることが不思議に感じませんか?さらに驚くのが、石と石をつなぐセメントと漆喰は使われていないということ。日本に来日したペリーも中城城跡へ訪れ、城壁を目にした際にその美しさと頑丈さに驚いたそうです。琉球時代にこの城壁に携わった職人の技に脱帽ですね。


眺めが美しい「中城城跡」

少し小高い場所にある中城城跡からは、沖縄の絶景を眺めることができます。美しい曲線の城壁と沖縄の開放的な景色が人気を博しているそう。一風変わった風景で、撮影をしたいカップルが足を運び、ウェディングフォトとして使われることもあります。さまざまな利用があり、今でも大切に守られている人気のスポットなのですね。


日本100名城にも選ばれた中城城跡は、ぜひ実際に足を運んでその精妙さを鑑賞してほしい場所。その地に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥るでしょう。非日常を味わうべく、一度は訪れてみてくださいね。